精製水の手作り化粧水のアレンジ法!肌に合う好みの化粧水の作り方
精製水を使った手作り化粧品は、混ぜる成分や分量を調整することで
自分に合った精製水を作ることができます。
でも、どんな分量で作るのが自分に最もマッチしているのかを判断するのは、なかなか難しいものです。
そこで今回は一つの目安として、芸能人の方が作っているものを参考にしながら、手作り化粧品をアレンジする方法について、解説していきます。
- モチモチ感
- スッキリ感や爽快感
- アンチエイジング
などなど、化粧水に何を求めるかによって、レシピがアレンジできるようになれば
思いのままに化粧水を作ることだって、夢ではありません!
化粧水づくりの基本を踏まえたうえで、ワンランクアップのポイントについて解説しているので、ぜひ参考にして下さい。
手作り化粧水の基本とアレンジのポイント
手作り化粧水は、芸能人やモデルを始め、多くの方に注目されています。
例えば「奇跡の美魔女」ともいわれるモデルの平子理沙さんは、10年以上にわたり、手作りの化粧水を使ってきたことをご自身の著書の中で発言されています。
特に、美意識が高い人が実践している美容法だからこそ、説得力を感じますよね。
その基本的な製法はいたってシンプルです。
精製水9:グリセリン1
これらを混ぜ合わせるだけです。
精製水とは、水道水などの原水から不純物を取り除いた水のことです。
不純物とは、カルシウムやマグネシウムなどのイオン成分や塩素系の消毒剤などのことです。
これらは、水道水としての「おいしさ」や「安全性」のためには必要なものですが、水本来の成分ではないので、肌への負担になったり、化粧品の有効成分の邪魔をしてしまったりすることがあります。
そんな手作り化粧水のメリットは次の3つ。
- 安く作れる
- たっぷり使える(安く作れるので、惜しげなく使えます)
- 自分好みにアレンジできる
基本の手作り化粧品の作り方やおすすめのアレンジ方法については
「精製水で手作り化粧水|原料解説とオリジナルアレンジ法も解説」の記事にて詳しく解説しています。
興味のある方は、ぜひチェックしてください。
なお、手作り化粧水を作るときには2点注意すべきポイントがあります。
- 精製水自体には、保湿成分が含まれていないので、どんな保湿成分をどのように加えるのかがポイントになること
- 早く使い切らないと、細菌が繁殖してしまいやすいこと
これらのポイントを押さえてアレンジをすれば、肌に優しく自分好みの化粧水が作れます。
そして、冒頭で紹介したモデルの平子理沙さんがまさに、その点をうまく工夫されていました。
そこで、この後は工夫のポイントを参考にしながら
精製水を使った手作り化粧品について、さらに詳しく掘り下げていきます。
ワンランク上の化粧水を目指すためのポイント①尿素を入れる
著書によると、平子さんの手作り精製水の作り方は・・・
精製水100ml+グリセリン5ml(小さじ1)+尿素2.5~3ml(小さじ1/2)
これらをボトルに入れて、完全に混ざり合うまでシェイクすれば出来上がりです。
芸能人が手作りするレシピというと、すごく難しくて手間がかかりそうなもののような気がしますが
いたってシンプルな作り方ですね。
成分解説
グリセリン・・・保湿成分。精製水そのものには保湿成分はないので、肌に塗ってもそのまま乾燥してしまいます。
グリセリンを混ぜることで、肌の中に浸透して化粧水として使用できるようになります。
尿素・・・尿素は肌の角質を柔らかくする働きと、保湿作用があります。
ポイントは、グリセリンや尿素の分量です。
グリセリンや尿素は保湿成分ではありますが、入れすぎると刺激になってしまい、肌トラブルの原因になってしまいます。
好みや肌質などに合わせて、これらの分量を微調整することが
自分にピッタリ合った、化粧水を作るためのポイントです。
なお、肌トラブルが起きてしまってからでは治すのが大変なので
コツとしては、レシピ通りに始め(あるいはレシピよりも分量を少な目からスタート)て、少しずつ好みに近づけていくことです。
ただし、以下のポイントを把握しておくことがすごく大切です。
- このレシピの場合、市販の化粧品に比べて、とろみが少なくさっぱりとした質感になること
- 尿素は全体の3%以内になるように配合すること(安全性のため)
グリセリン・尿素を混ぜること自体は珍しいことではありませんが
「奇跡の美魔女」と言われるモデルが、長年愛用してきたレシピだからこそ、信ぴょう性が湧きますよね。
比較のために、尿素のメーカーが紹介している、手作り化粧水のレシピについても記載します。
- 精製水250ml+グリセリン15ml+尿素25mlを混ぜ合わせる
- 混ぜ合わせたものを「原水」として、精製水で5倍に薄める
上のレシピは、作ったものをそのまま利用するというレシピですが
こちらのレシピでは、いったん原水を作ってから希釈して使うタイプとなっており、分量だけではなく作り方そのものが異なります。
→原水を作るタイプのメリットは
殺菌をして正しく保存をすれば、原水は6か月間程度の長期保存が可能なことです(希釈したものは1週間程度)。
こちらも、薬品メーカーが案内しているレシピなので、信頼性としては十分ですね。
ワンランク上を目指すためのポイント②アルコールで殺菌・消毒する
手作り化粧品をより良いものにするための二つ目のポイントは、消毒です。
手作り化粧品は外からの不純物の侵入を防ぐ、防腐剤などの原料が含まれていないので
ボトルに少量の細菌や汚れがあると、繁殖してしまいやすいからです。
そのためにできることは
- ボトルを殺菌すること
- 手作り化粧品の中に殺菌成分を加えること
の2点です。
そして、両方に共通して使用できる消毒剤としてアルコール(無水エタノール)があります。
無水エタノールは、ほとんど水分の入ってない度数の高いアルコールのことです。
ただし、すぐに蒸発してしまうことや肌への負担があることから、手の消毒用としては用いることが出来ず、鉄製の機械の消毒・洗浄などに使用されます。
(機械は水分が含まれていると錆びてしまうため、無水エタノールの方が都合が良いです)
この時、2つ目の方法=「手作り化粧品に殺菌成分を加えること」には、デメリットもあります。
ボトルの消毒|容器にも注意
無水エタノールもしくは消毒用アルコールを使用して、ボトルをきれいに消毒します。
※2020年3月現在、新型コロナウイルスの影響により、アルコールがドラッグストアなどで購入しづらくなっています。
無水エタノールに関しても、消毒用アルコールの品切れに伴って、やや品薄状態となっていますが、消毒用アルコールよりは購入しやすいという現状です。
「無水エタノール+精製水で手作り消毒液!【新型コロナウイルス対策】」の記事で詳しく解説しているので、気になる方は参考にしてください。
※消毒用のアルコールが入手しづらい現状の、解決策の一つを提案しています。
また、この時注意したい点の一つが容器についてです。
100円均一ショップなどで販売されている容器は、アルコール消毒に対応していない種類のものも少なくありません。
アルコールや無水エタノールの対応に適していない材質として、最も有名なものは「PET」です。
※容器を購入する際に、確実にアルコールに対応しているものを選ぶようにしましょう。
無水エタノールを手作り化粧水に加える場合は肌質に注意
手作り化粧水に殺菌作用のある無水エタノールを入れることで、長持ちさせる方法もあります。
無水エタノールを入れると、長持ちさせられるだけではなく使用感がサッパリする、といったメリットもあります。
ただし、乾燥肌の方にとっては、無水エタノールを混ぜると、肌の負担になってしまう可能性があります。
自分自身の肌質と相談しながら、混ぜるかどうかを検討しましょう。
まとめ
手作り化粧品のレシピは、保湿成分や美容に効果的な成分と精製水を混ぜるだけ、という、いたってシンプルなものです。
シンプルだからこそ、ちょっとしたアレンジや保存の仕方、容器の選び方などで大きな違いが生まれます。
今回は、芸能人が紹介されたレシピを案内しましたが
肌の質や悩み、化粧水に求めるものは人それぞれです。
精製水をうまく活用して、これから10年20年使い続けられる、手作りの化粧水のレシピを見いだしていただけたら幸いです。
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