精製水の代用として使える水はあるの？解決策も併せて解説！
精製水が急に不足してしまったときなどに、他の水で代用できたらとても手軽だと思いますが
結論からいえば、精製水の代用に使用できる水は、なかなか身近に存在しないので精製水を購入するのがベストです。
精製水とは、特別な製法によって水道水から不純物を取り除いた水のことです。
不純物とは、カルシウムやマグネシウムなどのイオン成分や、細菌・塩素系の消毒剤などのことを指します。
不純物が除去されているからこそ、次のような使い方ができるというわけです。
【精製水の使い方の例】
- 手作りの化粧水やパックなど、美容目的で使用する水
- 水垢（イオンデポジット）の残らない洗車用水
- 精密な管理を必要とする機器や化学器具の洗浄用
- アロマや加湿器用水（目詰まりをしないため故障しづらい・塩素系消毒剤が除去されているので健康面で安心）
とはいえ、本当に精製水の代用として利用できる水がないのかは、疑問が残るのではないかと思います。
「自分で水道水の不純物を除去することはできないの？」
「ミネラルウォーターや浄水器の水は、精製水の代わりにすることはできないの？」
この記事では、精製水の代用となる水はないのか？
について根拠を交えながら、詳しく解説していきます。
そして、最終的に「今すぐ」「安く」精製水を必要とする方に、ベストな方法を提案します。
水道水の不純物を自分で除去することはできないのか？
まずは、水道水の不純物を自分自身で除去することができるかどうか？について解説します。
そもそも、精製水は水道水などを原水として、特別な装置を使って不純物を除去することで作られたものです。
水道水の不純物さえ除去できれば、精製水とほぼ同じものが出来上がることになります。
この章では、沸騰と浄水の2つの方法で、水道水の不純物を除去できるかについて解説します。
沸騰をさせれば水道水の不純物は消える？
不純物を除去する方法として、最初に水を沸騰させることを思いつく方は、少なくないと思います。
「海外では、加熱していない水を飲むのは危険だ」などの考え方は、一般的に浸透していますし
外務省や医療機関を始めとしたさまざまな機関において、海外の生水の飲用に関する注意喚起がなされています。
実際、水を加熱することにより様々な細菌や塩素系の消毒剤は、除去できます。
※（塩素系消毒剤を除去するには10分以上の沸騰が必要）
ただし沸騰させたからといって、全ての不純物が除去できるわけではありません。
鉄やアルミニウムなどのミネラル成分やクロロ酢酸といった、毒性のある物質が除去しきれません。
精製水の利用シーンで考えてみると・・・
洗車や機械洗浄に使用するシーン
水道に含まれる鉄やカルシウムなどの不純物が、完全に除去されるわけではないので
水道水での洗車と同じように、かけ流しただけでは水垢が残ってしまいます。
アロマディフューザーや美顔器に利用するシーン
水道水と同じように、カルシウムなどの成分が目詰まりをおこし、機械を故障させてしまう可能性があります。
またクロロ酢酸といった、有害成分が微量ながら残っているので、健康面でのデメリットも解消されるわけではありません。
結果として、水を沸騰させて使用するのは、次のようなシーンです。
- 海外の水など、生水として使用するのが危険な水を、安全においしく飲むため
- トリハロメタンなどの塩素系消毒剤を除去して、水道水を安全に飲みたいとき（赤ちゃんに与える場合など）
そもそも、精製水の利用シーンとは異なるので、代用というわけではありませんね。
浄水器を使えば不純物を除去できる？
近年では、水の安全性への意識が高まっているので、水道蛇口に浄水器をつけている家庭が増えています。
では、浄水器の「安全でおいしい」水は、精製水の代用として使用できるのでしょうか？
結論から言うと、浄水器の水も精製水の代用には適していません。
浄水器を通した水が精製水の代用にならない根拠は、浄水器の品質を確認すればよくわかります。
消費者庁のホームページに「家庭用品品質表示法」で定められた浄水器の、13種類の除去物質が記載されています。
【除去物質】
・遊離残留塩素
・濁り（水中の濁りを発生させる物質）
・クロロホルム
・ブロモジクロロメタン
・ジブロモクロロメタン
・ブロモホルム
・溶解性鉛
・農薬
・カビ臭(2-メチルイソボルネオール)
・テトラクロロエチレン
・トリクロロエチレン
・1・1・1-トリクロロエタン
・総トリハロメタン
メーカーによって除去成分は異なりますが、上記の基準では、水垢の原因となるカルシウムやマグネシウムは除去されません。
そもそも、カルシウムを始めとしたミネラル成分は、水のおいしさの要因となる成分です。
「おいしく飲める」ことを目的とした浄水器では、除去されなくて当たり前です。
煮沸した水と同じように、洗車や機械洗浄の際には水垢が残り
アロマディフューザーなどに使用する場合には、目詰まりによる故障の原因となります。
また不純物が含まれているので、手作り化粧品を作る場合にも、品質が安定しなかったり効果が期待できなかったりします。
ミネラルウォーターやウォーターサーバーは精製水の代用になる？
続いて、市販の他の水が精製水の代用として使用できるかどうか？について解説します。
精製水のメリットを感じているものの
「近所に精製水を売っているところがない」
「精製水をこまめに買いに行くのが面倒だ」
といった不満を抱えている方にとっては、ミネラルウォーターやウォーターサーバーのような、身近に購入できる水で代用が出来れば、とても便利に感じると思います。しかしこれらの水も、おいしく飲めることを目的として作られているので、精製水の代用にはなりません。
ミネラルウォーターは精製水の代用になる？
ミネラルウォーターは、地下水などを原水として、安全においしく飲めるためにろ過などによって、ミネラル成分を調整した水のことです。
一般的に、塩素系消毒剤は含まれていませんが、ミネラルや一般細菌が含まれていないわけではありません。
※（むしろ、ミネラルは水のおいしさの成分でもあるので、豊富に含まれているものも少なくありません。その理由は、ミネラルが豊富な方がおいしいからです）
特に、健康目的などでよく飲まれる「硬水」のミネラルウォーターは、カルシウムやマグネシウムの成分が特に多い水のことを指しています。
※（エビアンなどの、海外のミネラルウォーターに硬水が多いです）
そもそも、ミネラルウォーターは精製水の代用には不向きですが、そのなかでも硬水は精製水とは真逆の性質の水ともいえます。
ウォーターサーバー
近年増えているウォーターサーバーについても、基本的にはミネラルウォーターや純水と同じです。
ウォーターサーバー水は、特別な製法でろ過されているので、塩素系消毒剤は含まれていませんが
ミネラル成分は豊富に含まれているので、精製水の代用としては不向きです。
ウォーターサーバー水の中には、おいしく飲めるようにするために
あえて、ミネラル成分を追加で加えているものもあるほどです。
ミネラルウォーターやウォーターサーバー水は、とても澄んでいてきれいなお水というイメージですが
精製水の代用という意味では、なかなかイメージ通りにはいかないものですね。
精製水を手軽に購入するにはどうすればいいの？
精製水の代用としてピッタリの水がないということで、今まさに困っている方もいるのではないでしょうか？
「今使っている精製水が無くなりそうなのに、購入するのを忘れていた」
「この前まで近所のドラッグストアに精製水が売っていたのに、なぜか売らなくなってしまった」
「たくさん精製水が必要だ」
そのような悩みを解決するために、どうすればよいのかについて、2つの方法を案内します。
安くて速い「精製水.com」で解決！
もし、精製水の代用が出来なくても
- 安い
- すぐに手に入る
- 大量注文できる
という、三拍子そろった精製水があれば、わざわざ他のもので代用する必要もないですよね？
そして、まさにその三拍子そろったメーカー直営店が「精製水.com」です。
「精製水.com」は、水専門業者であるサンエイ化学工業が運営している、精製水の販売サイトです。
国内唯一のメーカー直営精製水サイトであり
- 国内最安値クラス（１Lあたり34円～）→（精製水の相場は１Lあたり150～200円程度）
- 16時までの注文なら当日発送
- 精製水メーカーなので大量注文もOK
というメーカー直営店です。
- 工場での機械洗浄
- エステや美容院などの美容機器
- 家庭での洗車
- 加湿器やディフューザー用水
など、あらゆる用途におすすめの精製水です。
インターネットで会員登録をすれば、注文の手間が簡単になるだけではなく
会員価格で購入できるようにもなるので、ますますお得です！
純水器を利用する方法も！
「大量に精製水が必要だから、水道から精製水が出てきたらいいのに・・・」
といった希望を叶える商品も実は存在します。
これらの機器を使えば、水道の蛇口に取り付けるだけで、精製水を利用することができます。
◆カートリッジ純水器
大量に精製水を作ることができるので、洗車や機械の洗浄など、まとまった量の精製水を使用したい方に適している機器です。
サンエイ化学工業では、純水器専用のサイト「カートリッジ純水器.com」を設置しており
カートリッジ純水器の販売だけではなく、使い方や設置方法のサポートもおこなっています。
カートリッジ純水器は、使用量によってサイズがいくつかあり
家庭用サイズの小型用の物から、大型工場などでの利用に適した大容量タイプのものまで、幅広く純水器を取り揃えています。
純水器の価格は、最も小型のもので38,500円（イオン交換樹脂量5L）です。
◆卓上型精製水機
卓上型精製水機はスチーマーなど、少量の精製水をこまめに使用したい方に適している機器です。
サイズも小さくて、余計なスペースを取ってしまうこともありません。
また本体価格7,200円と、個人の方でも利用しやすい値段なので
無理することなく購入していただける商品です。
まとめ
洗車や美容・機械の洗浄など、様々な用途に使用されている精製水ですが
その他のもので代用できるケースはほとんどありません。
そもそも、身の回りにある水は「おいしく・安全に飲める」ということが重視されており、飲用水としておいしくするために、ミネラル成分などがあえて残されているためです。
沸騰や純水器のろ過機能などをすることで、塩素系消毒剤を始めとした、不純物の除去や殺菌はある程度できますが、それでも不純物全てを除去できるわけではありません。
- 今すぐに精製水が必要
- 精製水が売っていない
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別のもので代用をしようとして効果が実感できなかったり、使用した機器に不具合が生じたりするリスクもなく
安心して利用していただけます。
さらに、また別の提案として
- カートリッジ純水器
- 卓上型精製水機
を利用する方法も提案しています。
これらの機器を利用すると、水道と接続するだけで手軽に、精製水が作れるようになります。
いつでも、安く、精製水を使いたいという方は
これらの方法の中から、ご自身に合ったものを探されてみてはいかがでしょうか？