美顔スチーマーに精製水が推奨される理由!専門家が精製水のメリット解説
家庭での美容に革命を起こしたとされる、パナソニックの「ナノケアスチーマー」は、30~40代女性の98%が満足したというアイテムです。
その潤いの秘訣は、水の力が最大限に活かされるところにあります。
そして「ナノケアスチーマー」に使用する水は、水道水ではなく精製水が推奨されています。
パナソニックの「ナノケアスチーマー」以外にも、美顔スチーマーは数多く販売されていますが、その他のメーカーの美顔スチーマーについても同様のことがいえます。
一体なぜ、美顔スチーマーに精製水が推奨されるのでしょうか?
「水道水を使ったら効果が出ないの?」
「精製水の代わりにミネラルウォーターや浄水で代用できないの?」
「精製水はどこで購入できるの?」
などなど、気になるポイントはたくさんあると思います。
このページでは、美顔スチーマーに精製水が推奨される理由や、精製水の効果について解説します。
美顔スチーマーには精製水が推奨されている
参照:パナソニック「スチーマーナノケア EH-SA99/EH-CSA99 取扱説明書」
パナソニックの「スチーマーナノケア」は、手軽に肌にうるおいとハリを与えられる機器として、2004年の発売以降支持され続けています。
「コンパクトで手軽に、簡単エステ」
のキャッチコピーの通り、たっぷりと潤いが感じられるのが魅力。
エステだと何度も通う・・・というわけにはなかなかいきませんが「スチーマーナノケア」なら、毎日使用できることも大きなメリットです。
※注意
スチーマーケアに肌が慣れないうちは「週に1度程度」からの利用が推奨されています。
「ナノケアスチーマー」を愛用者のインターネット上の口コミでは、使用感について次のような感想がたくさんありました。
- 肌にうるおいが感じられる(美肌ケア)
- 肌のハリがアップ
- 化粧ノリが良く感じられる
- クレンジングができる
- フェイスラインがすっきりする
この潤いの源は「水」です。
ナノサイズの小さな水の粒子が肌に浸透して、角質層に浸透して肌に潤いを与えたり、メイクを浮き上がらせてクレンジングに用いたりできるというわけです。
水にもいろいろありますが、メーカーであるパナソニックが指定しているのは水道水もしくは精製水です。
中でも、推奨されているのが精製水。
※精製水とは、水道水などの原水から、ろ過やイオン交換などの特別な製法によって不純物を除去した水のことです。イメージとしては、水道水や井戸水・ミネラルウォーターよりも「水らしい水」「本来の水(H2O)」といった水のことです。
「美顔スチーマー」の説明書にも、しっかりと「精製水がおすすめ」と記載されています。
※この記事では、美顔スチーマーの代表例として最も人気商品である、パナソニックの「スチーマーナノケア」を例に紹介していますが、その他のスチームを利用するタイプの美顔スチーマーも同じ仕組みで造られています。
従って、水の力で肌にうるおいが与えられることや、水道水ではなく精製水の方が推奨されることは、その他の美顔スチーマーでも同様です。
水道水が推奨ではない理由は「水質によっては、本体寿命を短くする原因になるため」とのことです。
パナソニックの「ナノケアスチーム」のメーカー希望小売価格はオープン価格ですが、実際価格としては次の通り。
コンパクトタイプ・・・16,000~20,000円
W温冷エステタイプ・・・38,000~42,000円
「水道水が故障の原因になるなんて想像もしなかった」
といった方も少なくないと思います。
しかし、水が原因で故障してしまうには、かなりの高額ですね。
次の章では
「なぜ水道水を使ったら、美顔器が故障してしまう可能性があるのか?」
「精製水を使ったら、故障の原因はないのか?」
といった点について、解説します。
美顔スチーマーに精製水が推奨される理由
水道水が美顔スチーマー故障の原因になってしまうのは、水道水に含まれる不純物によるものです。
「無色透明で、飲用水として飲んだり料理に使ったりしている水道水に不純物が含まれているの?」
といった疑問もあると思いますので、この章で詳しく解説していきます。
水道水に含まれる不純物
水道水は「純粋な水」というわけではなく、さまざまな不純物が含まれています。
不純物の内訳は次の通りです。
- ミネラル成分・・・カルシウム・マグネシウム・シリカなど
- 残留塩素(塩素系消毒剤)・・・トリハロメタンなど
- 細菌など
- 無機物・・・二酸化炭素など
「不純物」とはいっても、日本の水道水は安全に美味しく飲めるように、水道法で水質が厳しく管理・チェックされています。
そのため、細菌やミネラル成分は人体に影響しないように、ろ過や消毒剤などで除去されています。また、ミネラル成分は、水のおいしさの源でもあります。
ただし、これらはあくまでも「安全に美味しく飲むため」の基準です。
従って、用途によってはこれらの不純物が「邪魔」をしてしまうことがあります。
美顔スチーマーの故障の原因になる不純物
美顔スチーマーの故障の原因になってしまう不純物は、ミネラル成分(特にカルシウム・マグネシウム)や残留塩素です。
カルシウム・マグネシウム・残留塩素は、水垢(スケール)の元になる成分です。
特にカルシウムとマグネシウムが水垢の主成分です。
参照:クリタック株式会社
図は、日本国内の水道の硬度を示したものですが、硬度の高い地域ほどカルシウム・マグネシウムが多く含まれています。
お風呂やキッチンなどの水回りなどに白い汚れがついてしまうことがありますが、これらはミネラル成分や残留塩素が乾燥したものです。
美顔スチーマーも水を使用する機器なので、こうした水垢がどうしても危機に付着してしまいます。
このとき、水垢がチューブ内などにできてしまうと、目詰まりを起こしてしまって作動していてもスチームが出てこなかったり、そもそも機器が起動しなかったりしてしまう場合があります。
チューブ内をきれいに乾拭きすることができれば水垢の発生を防ぐことができますが、細かい部分まできれいに洗うのは現実的に出来ません。
従って、細かな水滴などから少しずつ水垢が機器に付着してしまい、水垢が大きくなってしまったときに機器が故障してしまうというわけです。
精製水は故障の原因が除去されている
精製水は、故障の原因となる水垢の元が除去されているので、精製水を使用していれば水垢ができることはなく、目詰まりを起こしてしまうことがないので、故障の原因にはなりません。
パナソニックを始めとした美顔器メーカーが精製水を推奨しているのは、以上の理由からです。
精製水・水道水以外の水は?
「美顔器が故障する原因になるのは嫌だけど、精製水は身近になかなか売っていない」
「浄水器の水も不純物が除去されているのでは?」
といった理由から、浄水やミネラルウォーター・井戸水などの水が美顔器に使用できないかという考えもあります。
メーカーの説明書をふまえつつ、使用の可否やメリットの有無を考えると、次のようになります。
・浄水器を通した水
メーカーの説明書でも「浄水器を通した水」は「使用可能」とされています。
ただし、浄水器は「おいしく安全に飲むため」の不純物を除去するものなので、塩素系消毒剤や細菌などは除去されますが、ミネラル成分は除去されません。
繰り返しになりますが、カルシウムやマグネシウムは水のおいしさの源でもあるためです。
水垢の主成分であるカルシウムとマグネシウムが残されている以上は、故障のリスクはほとんど変わらないでしょう。
ただし、全くメリットがないとも言えません。
というのも、次の章で詳しく解説しますが、肌にダメージを与える可能性がある塩素系消毒剤を除去してくれるためです。
・ミネラルウォーター
ミネラルウォーターは、その名前の通りミネラルが多く含まれています。
商品ごとにミネラル含有量は異なりますが、特に海外製の硬水はカルシウムやマグネシウムが多く含まれています。
中には、水道水よりもミネラル含有量が少ないミネラルウォーターもありますが、あえてお金をかけてミネラルウォーターを美顔器に使用するのは、メリットよりもデメリットが大きいでしょう。
従って、ミネラルウォーターは美顔スチーマーには適していません。
・井戸水
井戸水は、塩素系消毒剤は含まれていませんが、ミネラルや細菌が数多く含まれています。
飲用水としての基準をクリアしている場合であっても、美顔スチーマーには適していません。
メーカーの説明書の繰り返しになってしまいますが、結論は次の通りです。
①推奨されるのは精製水
②精製水が使用できない場合は、水道水もしくは浄水器を通した水
精製水を美顔スチーマーに使用するもう一つのメリット~肌に優しい
精製水を美顔器に使用するもう一つのメリットが「肌に優しい」という点です。
そのポイントは「残留塩素」が除去されているということです。
塩素系の消毒剤には、肌荒れなどの肌のダメージの原因となってしまう活性酸素を含んでいます。
水道水は、飲用水・生活用水として、安全に使用できるように管理された水ではありますが、肌にとって良くない物質が含まれているのは確かです。
精製水は、故障の原因が除去されているだけではなく、肌へのダメージの原因となる物質も除去されているというわけです。
浄水器やミネラルウォーターなど、塩素系消毒剤が除去された水は他にもありますが、塩素系消毒剤とミネラル成分の両方が除去されているのは、精製水だけです。
精製水はどこで買えるの?値段は?
これまでに紹介した通り、精製水は美顔器に最適な水といえます。
ですが、次のような方もいるでしょう。
「精製水をこれまでに見たことがないけど、どこで売っているの?」
「結局、故障しなかったとしても精製水にお金がかかってしまったら、意味がないんじゃないの?」
そこで、この章では精製水の購入方法や値段について解説します。
精製水の購入方法
パナソニック「ナノケアスチーマー」の説明書には、精製水を「薬局などでお買い求めください」と記載されています。
確かに、精製水を販売している薬局・ドラッグストアもありますが、以下のようなデメリットがあります。
・ドラッグストアには確実に在庫が置いているわけではない
(ミネラルウォーターなどと比べると、精製水は一般的な商品ではないので、店頭に在庫がない場合があります)
・ドラッグストアで販売されているタイプは、500mlタイプなのでこまめに購入しなくてはならない
(例えば、パナソニックの「ナノケアスチーマー」のタンク容量は200mlなので、2~3回使用するたびに精製水を購入しなくてはならないことになります)
・精製水の費用が高くついてしまう
(精製水の価格は1本あたり100円程度です。従って、毎回500mlの精製水を購入していると価格が高くついてしまいます)
以上のことから、ドラッグストアでの購入もあまりおすすめではありません。
「では、どこで買えばいいの?」
ということですが、おすすめは「精製水.com」という販売サイトです。
「精製水.com」は、精製水メーカーであるサンエイ化学が運用している精製水販売サイトです。
「精製水.com」には、以下のメリットがあります。
- いつでも精製水の在庫がある
- 16時までに注文をすれば、当日発送される(→注文をすればすぐに届く)
- 5L~20Lタンクの大型サイズで届く!
- 会員登録をすれば、氏名や住所の情報などを毎回入力する必要がない
- 安い!
- 初回購入の際に、たっぷり5Lで550円(税込み・送料込み)のお試しもできる
日本全国、どこからでも注文できるので、美顔器に精製水を使用してみたいと考えている方は、ぜひチェックしてください。
精製水の価格
「精製水.com」の価格について「安い」と紹介しましたが、どの程度の安さなのか気になりますよね?
早速、「精製水.com」での精製水の価格を紹介します。
- 高純度精製水(5L)・・・1,381円(500mlあたり138.1円)※初回のみ5L:550円の場合は500mlあたり55円
- 高純度精製水(20L)・・・2,108円(500mlあたり52.7円)
そして、定期購入制度を利用するともっと安くなります。
5Lサイズ:1,381円→1,209円
20Lサイズ:2,108円→1,789円
精製水を使用する場合には使用期限も気になりますが、「精製水.com」の精製水は開封後であっても半年間くらいは同様の品質で使用できるので、まとめて購入しておいて少しずつ使用するといった方法も取れます。
最初に紹介した通り、美顔器は2万円弱~4万円強の高額機器です。
従って、精製水を使って肌へのダメージをケアしつつ、美顔器本体についてもケアすると、財布にも肌にも優しいということになります。
精製水の料金利用イメージ
(精製水の使用量)
・1週間に5回美顔器使用(1回の精製水の使用量200ml)
→1か月間の水の使用量がだいたい4L程度になります
(年間の精製水購入量)
・精製水は20Lタイプを年間に2.4回購入
年間の精製水に使用する料金は、年間で5,059円ということになります。
※上記は、あくまでイメージなので精製水の使用量や購入方法などによって金額は異なります。
肌にも優しくて、精製水が故障しづらいというメリットを考えれば、非常にリーズナブルだといえるのではないでしょうか?
まとめ
スチームを利用して、肌の潤いをケアする美顔スチーマーは、機器の品質に加えて水の品質も重要な要素となります。
美顔器に最も推奨されている精製水には、以下のメリットがあります。
- カルシウムやマグネシウムなどの、目詰まりの原因となる物質が含まれていない
- 肌へのダメージの原因となる残留塩素が含まれていない
以上の2点から、精製水は美顔器にも肌にも優しい水であるということがいえます。
精製水を使用する場合のデメリットの一つとして考えられるのが、以下の2点です。
- なかなか手軽に購入できない
- 購入額が高くついてしまう
解決策として提案したいのは「精製水.com」です。
精製水メーカーであるサンエイ化学が運営する精製水専門サイトで、価格の安さと納期の早さがメリットのサイトです。
これから美顔器を購入する方も、すでに美顔器を使用している方も、ご自身の肌のケアと美顔器本体のケアのために、ぜひ精製水をご利用ください。