精製水の作り方|水道水から4分で格安精製水(14円/L)が作れる

自作の化粧水やスチーマーの蒸留水などに理想的といわれる精製水を家庭で作ることができたらとても便利だと思いませんか?

精製水を毎回購入すると、どうしても費用がかかりますし、手間もかかってしまいます。また、使用期限などに注意する必要もあります。自作することができれば、経済的な面でも手軽さの面においても、おおいにメリットがあります。

そして、結論からいえば精製水は機器を購入すれば家庭で簡単に作ることができます。今回は、家庭での精製水の作り方について解説します。

※精製水

精製水とは、ろ過などの方法で地下水や水道水からイオン成分や細菌、消毒剤の成分などの不純物を取り除いた水(=純水)のことです。美容や健康の他に、工業用、歯科での器具の洗浄用などに用いられています。

家庭で精製水が作れる!ピュアメーカーとは

家庭で精製水が作れる!ピュアメーカーとは

精製水を家庭で作るための器具、ピュアメーカーについて解説します。

精製水を家庭で作るためには、機器(ピュアメーカー)が必要

精製水を家庭で作るには、専用の機器が必要です。

水道水などを煮沸消毒すれば精製水が作れると思われるかもしれませんが、イオン(水に溶けたミネラル)や細菌を除去することができません。ろ過をおこなうための専用の機器が必要です。

そして、精製水を作るための機器の一つが卓上型精製水器「ピュアメーカー」(価格:7,200円)です。ピュアメーカーを使用すると、水道水からいつでも手軽に精製水を作ることができます。

化粧水を自作する方や加湿器、スチーマーなど精製水を日ごろから使用する方ほど、家庭で精製水を作れるメリットは大きなものとなります。もちろん、家庭ではなく小規模なエステサロンやクリニックなどの美容や医療に関する施設でも大きなメリットがあります。一度に1.5Lの精製を作ることができます。

ピュアメーカーを提供しているのは、国内唯一の直販メーカー(2019年9月現在)として精製水の販売をおこなっている「サンエイ化学株式会社です。高品質な精製水を提供しているメーカーなので、品質面でも安心していただけます。

ピュアメーカーのメリット

ピュアメーカーには、以下のメリットがあります。

  • 経済的に精製水を作れる(1L=14円~)
  • 精製水をその都度購入しなくても手軽に自宅で作れる
  • 電力を必要としないので、電源がなくてもどこでも精製水を作成できる
  • インテリアを邪魔しないおしゃれなデザイン
  • うっかり買い忘れてしまって精製水を切らしてしまうことがなくなる

美容や健康に意識の高い方、来客へのサービスで使用する施設・クリニックなどで特にメリットを大きく感じていただけるのではないでしょうか。

ピュアメーカーでの精製水の作り方

ピュアメーカーでの精製水の作り方
参照元:ピュアメーカー

ピュアメーカーでの精製水の作り方について解説します。

精製水の作り方

精製水の作り方はいたってシンプルです。

1.カップふたを開け、水道水を入れます。

※この時、使用できるのは40℃以下の水のみです。高温のお湯を入れると故障の原因になってしまいます。また、水道水での使用を前提として作られているので、ミネラルウォーターやジュースなど、水道水以外のものを使用するのも厳禁です。

2.原水タンクにカップの水を移し、精製水のカップを本体にセットします。

※カップが挿入されていない場合、精製水が漏れてしまう可能性があるので、しっかりと挿入してください。また、原水タンクに水を移す際に、カップに水道水が残ったままだと水道水と精製水が混ざり合って結局意味がなくなってしまうので注意しましょう。

3.タンクの水が落ちたら、ピュアメーカーの中でろ過されてミネラル分などの不純物が取り除かれた精製水が落ちてきます。早めに使い切ることを意識して使用するようにしましょう。

※コーヒーメーカーでコーヒーを抽出するようなイメージです。

※使用が終わったカートリッジは樹脂製品なので、自治体のゴミの分別のルールに従ってプラスチックとして廃棄してください。

ピュアメーカーで精製水を作れる仕組み

ピュアメーカーを使って精製水を作れる仕組みは、イオン交換樹脂カートリッジにあります。カートリッジがミネラルなどの不純物を取り除いて水道水を純度の高い精製水へと変身させてくれます。

4分間で1.5Lの精製水を作ることができます。いつでも新鮮な精製水を必要な量だけ作ることができるということです(4分間は目安で、水質によって若干変化が生じる場合があります)。

ピュアメーカーのカートリッジ

ピュアメーカーを使用する際に注意したいのがカートリッジです。カートリッジは消耗品なので、交換時期になったら交換が必要です。目安の交換時期は、水量350L(原水電気伝導率150μS/cm、原水硬度50mg/Lのとき精製水硬度5mg/L以下の条件で)です。水の硬度などの条件によって交換時期は変わりますが、交換目安のチェッカーでも確認できるので確認しながらチェックしてください。

精製水カートリッジ交換チェッカー
精製水のカートリッジ交換目安ートリッジ交換目安

また、水の使用量に関わらず、開封後6か月経過したら、カートリッジは交換の必要があります。

本体のお手入れに関しては、定期的に水抜きをおこなうようにしてください。

自作した精製水を使用する際のポイント

自作した精製水を使用する際のポイントや注意点について解説します。

  • ピュアメーカーで作った精製水は飲用水ではないので、飲まないようにしましょう。
  • 余った精製水は冷蔵庫で保管し、24時間以内に使い切るようにしましょう。24時間を過ぎてしまうと、細菌などの不純物が入ってしまい、精製水としての品質が保証されません(水道水と異なり殺菌剤が含まれていないため、精製水は細菌によって品質変化の影響を受けやすいためです)。
  • スチーマーや精密機器に自作した精製水を使用する際には、機器の説明書に書かれた使用法に沿って使用してください。

ピュアメーカーで作った精製水はどんな用途で用いられているの?

ピュアメーカーで作った精製水は、以下の用途で用いられています。

  • 美顔などの各種スチーマー(一般家庭用、エステサロン用など)
  • 加湿器
  • 無呼吸症候群の治療に使用する蒸気型人工呼吸器
  • スチームアイロン
  • 自作の化粧水やパックの原料として
  • 自動車のバッテリー補充液
  • 学校や研究機関、企業の研究室での実験器具の洗浄、分析など

このように、日ごろから定期的に使用ニーズがあるところで、経済的かつ手間のかからない精製水がよく用いられています。

まとめ

今回はサンエイ化学株式会社のピュア―メーカーを使用して自宅で精製水を作成する方法について解説しました。

精製水の美容・健康・工業用としてのメリットや必要性が非常に大きい反面、購入の際の手間や費用がどうしてもネックに感じられる場合はあります。そのような日常的に精製水を使用する方や、小規模の店舗・クリニックなどにとっては、ピュアメーカーを購入するメリットは非常に大きいと言えるでしょう。

14円/L~という料金面の魅力もさることながら、電源不要でどこでも、必要な量を必要な時に作れるということから、手軽さという点で非常にメリットがあります。

カートリッジはまとめ買いをすることで、さらにコストを安く済ませることもできますよ。