4種類の精製水の違いとは?それぞれの精製方法や特徴を解説

精製水は、水道水に蒸留や、ろ過などの処理を行い、水道水に含まれる不純物を取り除いた純度の高い水として知られています。精製水は一般的なドラッグストアなどで市販されていますが、精製水にも種類があるのはご存知でしょうか?

精製水と一言でいっても精製方法の違いによって以下の4種類に分類されます。

  • 蒸留水
  • イオン交換水
  • RO水
  • 純水および超純水

一般の方はみな同じ精製水だとイメージするかも知れませんが、名前が違うように種類によって精製方法に違いがあるのです。

この記事では、4種類の精製水の精製方法や特徴とともに主な用途をご紹介します。

4種類の精製水の精製方法や特徴、主な用途を解説

4種類の精製水の精製方法や特徴

精製水は「水道水を精製した純度の高い水」になり、今ではドラックストアやインターネット販売店などで購入できます。

精製水は、水道水を精製した水なので水道水やミネラルウォーターのように飲めますが、お世辞にも美味しい水とは言えません。

その精製水は蒸留やろ過といった方法で精製しますが、先程も説明した通り精製する方法によって、

  • 蒸留水
  • イオン交換水
  • RO水
  • 純水および超純水

このように大きく4種類の精製水に分類され、それぞれ利用される用途が異なります。

何が違うのか分からない方もいると思いますので、簡単にそれぞれの精製方法や特徴、用途を見ていきましょう。

蒸留水とは?

蒸留水は、水道水を沸騰させて発生した水蒸気を冷却して精製した水になります。

この精製方法を「蒸留」と呼びますが、水道水の不純物が取り除かれるので純度が高い水になります。さらに、微生物のエサになる有機物も取り除かれているので腐りにくいと言われています。

蒸留水は飲料水としても販売されていますが、主にコンタンクレンズの洗浄水、科学実験や器具の洗浄水、薬剤の希釈用水などに多く利用されています。

イオン交換水とは?

イオン交換水は、イオン交換樹脂と呼ばれる樹脂で作られた「ろ過材」に水道水を通して精製する水になります。

イオン交換樹脂はその名の通り、水中に含まれるイオン成分を吸着する代わりに、自らが持っているイオン成分を水中に排出するという特性を持っています。

具体的に説明すると、水道水の中にはイオン成分が溶けて陽イオン(カルシウム(Ca2+)、ナトリウム(Na+))と陰イオン(塩化物(Cl-))に分かれて帯電(物体が電気を帯びていること)しています。

そこで、水道水をイオン交換樹脂に通すとき、イオン交換樹脂は陽イオンを吸着する代わりにH+を排出し、陰イオンを吸着する代わりにOH-を排出します。そして、排出されたH+とOH-が結合して水になりますが、この水には水道水に含まれていたイオンが取り除かれた状態になるという仕組みになります。

このように、イオン交換樹脂は水道水に含まれるイオン成分を取り除いて純度の高い水に精製できるので、主に一般家庭用の浄水機として普及しています。

RO水とは?

ROは「Reverse Osmosis」の略語で、日本語では「逆浸透現象」になります。
このRO(逆浸透現象)は、あらゆる水を浄化して飲料水に変える、ろ過装置としてさまざまな分野で使われ、ROを用いてろ過された水が「RO水」になります。

ROを用いたろ過では0.001ミクロンという超微細な穴が空いた逆浸透膜(RO膜)が使われ、水道水を通したときは水だけが浸透して、不純物は通りません。それにより、普通のろ過では除去できないような微細なウイルスさえも除去できるのです。

逆浸透膜(RO膜)で除去できる主に不純物は以下のようになります。

  • ダイオキシン、ヒ素、農薬類
  • 環境ホルモン、大腸菌
  • トリクロロエチレン
  • トリハロメタン(発がん性物質といわれている)
  • テトラクロロエチレン、ハロゲン化合物  など

RO水は主に蒸留水や超純水の前処理として精製されるほか、ウォーターサーバーで逆浸透膜(RO膜)が利用されています。

純水および超純水とは?

純水や超純水とは、ここまでご紹介した精製方法で精製した塩素などの不純物やイオン成分が除去された高純度の水を指します。

日本薬局方が定める、まったく不純物を含まない倫理純水(超純水)は、

  • 導電率・・・約0.055uS/cm(25℃)
  • 比低効率・・・18.24MΩ・cm

と定義されています。

そこで、純水と超純水の違いは水の純度の高さになり、蒸留水、イオン交換水、RO水といった処理水が「純水」になりますが、その中で上記の数値に限りなく近い純水が「超純水」と呼ばれます。

イメージ的には、純水は50mプールに角砂糖1個分の不純物が溶け込んでいる状態の水になり、超純水は不純物が何も溶け込んでいない状態の水として表現されます。

中でも超純水は非常に純度が高い純水になるので、医療や工業などの分野で精密機器の洗浄水や半導体の製造過程などで利用されています。

精製水.comは用途によって3種類の製品をラインナップ

当サイト「精製水.com」では以下の3種類の精製水(純水)を提供しており、【高純度精製水】および【工業用精製水】については、イオン量、有機物量ともに限りなく超純水に近い数値を示しています。

精製水.ccmでは、以下の3種類の処理を行うことで超純水に限りなく近い高純度精製水を製造しているのです。

  1. 7つの活性炭フィルターを内蔵したフィルターハウジングを2ヶ所設置
  2. 放射性物質から菌、ウイルスまで除去する逆浸塗膜(RO膜)処理
  3. 40ℓのイオン交換樹脂を使用して逆浸塗膜処理水(RO水)に残った微細なイオン成分を完全に除去

ここで簡単に、3種類の精製水とそれぞれの用途をご紹介します。

【高純度精製水】・・・美容スチーマーや加湿器などの蒸気用水に適した高純度の精製水

  • 手作り化粧水などの原料
  • 加湿器の蒸気用水
  • ビューティー製品のスチーム用水の蒸気用水
  • オートクレーブ(飽和蒸気で内部を高温高圧にして滅菌処理する機器で研究所やクリニックなどで利用)の蒸気用水
  • 睡眠無呼吸症候群の呼吸器マスクの加湿用水

【工業用精製水】・・・工場での機器の洗浄や実験器具の洗浄などに適した高純度の精製水
➀さまざまな機器の洗浄水

  • 自動車洗車機の洗浄水
  • 建物に設置してある太陽光パネルや工事用高圧洗浄機などの洗浄水
  • 精密機器や化学機器の洗浄水
  • 研究施設などの実験器具や検査機械の洗浄水 など

➁化学・分析用水

  • 分析・検査の工程中の薬品や検査品の希釈用水
  • 免疫分析装置や血液分析装置
  • 細菌や細胞の培養 など

➂塗料や工業用薬品の希釈・溶解用水
➃ボイラーなどの補給用水

【バッテリー補充液】・・・自動車などのバッテリー補充液、クーラント(エンジンの熱を下げる溶液)補充液に適した精製水

水道水をスチーム機器の蒸気用水、精密機器の洗浄水、薬品や塗料の希釈用水、ボイラーの補給用水として使うと、含まれる不純物によって機器や薬品に悪影響を与える危険があるので、不純物がほとんど含まない超純水に近い高純度精製水が使われるのです。

まとめ

この記事では精製水の種類をテーマで話を進めてきましたが、単に精製水といっても精製方法によって、

  • 蒸留水
  • イオン交換水
  • RO水
  • 純水および超純水

一般的にこの4種類に分類されています。

正確にいえば、蒸留水、イオン交換水、RO水といった処理水が「純水」になり、その中で日本薬局方が定める、まったく不純物を含まない倫理純水の数値に限りなく近い数値の純水が「超純水」と呼ばれます。

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