そして水道水に含まれている微生物には様々な種類がありますが、中には肺炎などを引き起こす恐れがあるものもあります。
水道水などで洗ったカテーテルを気管に通すときには、粘膜に接触する可能性があります。そうなるとそこから微生物が体内に入り込んで、肺炎を含めて様々な症状を引き起こす可能性があるからです。
微生物を付着させないようにするためには、消毒剤を使えば良いのではないかと考えがちですが、その消毒剤に含まれている毒性が、人間の体質によっては影響を与える可能性があります。
そのため、吸引するときに使用するカテーテルを消毒するときは、消毒液ではなく、滅菌精製水が好ましいとされています。